通勤ミュージック~0811102008/11/10 16:26:34

*モーツァルト:「魔笛」序曲、ブラームス:交響曲第1番
(スウィトナー/シュターツカペレ・ベルリン)

Altus盤、88年東京ライヴ。
ブラームスの熱い金管、堂に入ったテンポ運び。
特に後者、恣意的になるギリギリのところで踏みこたえる持って行き方が心憎い(加速はもちろん、落とすところがすごい)。
終楽章の269・270小節めの、例の「ホルン付加」の豪快さ!

かといって、ミュンシュみたいにやりたい放題というわけではない。
あれはあれで大好きだけど、あれを「ブラ1の名盤」というのは少し違う気がする(「幻想」はそう言っても差し支えないと思うけど)。
あくまで「ミュンシュの名盤」だと思う。

話を戻して。
一番魅力的だったのは3楽章。
かなり速いテンポで、この楽章から不安感さえ醸し出している。

ただ、同じコンビのスタジオ盤と比べてどうかと言うと、やはり繰り返しの鑑賞に堪えるのはスタジオ盤かな、という気がした。
今日に備えて、昨夜久しぶりにスタジオ盤聴いてみたんだけど、結構練り込んで作ってるなぁというのが感想。
もう少し地味な印象だったけど、どうやら思いこみだったみたい。(恥。
やっぱり年月たって聴くとまた印象変わるよね。(言い訳。

スウィトナーって、時々グワッとテンポを揺らしたり、管を際だたせたりするなど、一筋縄ではいかない人だと思う(ブル8とか春祭が、その路線ですごいらしい)。
それはライヴでも同様なんだけど、完成度が高いのはスタジオ盤。
Altus盤の燃焼度は素敵だけれど、それに比してTimp.が少し物足りなかったり、前半2楽章が少し食い足りなかったりと、トータルバランスという点で少し残念。

あと、最後の最後のブラボーがひどすぎ。(苦。
フライング拍手は100歩譲って許しても、これはないわ。
全部ぶち壊し。ホント腹立つ。(怒

「魔笛」は誠実なスウィトナー節。
演奏会のオープニングチューンとして、ちょっぴり堅い手触りなところが何だかリアルで微笑ましい。

やっぱりAltusって面白い。
ていうかライヴ盤は傷あっても一発でないと意味ないな。

狩猟日記~0811102008/11/10 23:41:57

*ヤナーチェク:シンフォニエッタほか(セル/COほか)
*ドヴォルザーク:交響曲第8番、ヤナーチェク:シンフォニエッタほか(テンシュテット/LPO)

まさに、「シンフォニエッタ」中毒。
先日書いたテンシュテット盤に加え、セル盤も捕獲(いずれも中古)。
いやはや。(苦笑

追記。
不勉強だったが、マッケラスって2002年にシンフォニエッタ再録音してることを今日知った。
それもチェコフィル相手でしかもライヴ!