ドヴォルザーク:交響曲第8番(クーベリック/BRSO)2008/11/18 14:24:30

先日実家に行った。
実家には、少しだけどCDが置いてある。
その基準って、あまり聴かないと判断した盤(要は好みではないモノ)なのだが。

「何置いてるか、いずれメモっとかなあかんな」なんて思いつつ眺めてると、クーベリックのドヴォ8、METEOR盤を発見。
演奏の印象、全く覚えてなくて、持ち帰って何年かぶりに聴いた。

……。
……。
……。

何 こ の 異 常 な テ ン シ ョ ン 。

40分くらい金縛り。
ライヴのクーベリックが熱いのは承知だし、音盤もいくつか持ってる(Auditeのマーラーとか)けど、これは別だわ。
両端楽章は言わずもがなだけど、特筆すべきは3楽章!
コッテリとか濃厚とかいうレベルじゃない。
歌を超えてる(そこまでの表情が必要かどうかはさておき)。

ORFEOから正規リリースされてるみたいだけど、きっとこの露骨な(苦笑)エアチェック感全開のMETEORの方が印象は強いんだろうな。
クーベリックのドヴォ8といえば、BPOとのスタジオ録音も名演で、オケの機動力と指揮者の迸るパッションが奇跡的な融合を遂げてる。
あれも相当興奮させられるけど、このライヴは異常だわ。
……まあその意味で、何回も聴く気にはならないけど。(苦笑

併録のチェロコン(フルニエ)も平均以上だけど、このドヴォ8の後に聴くと、かすむわー。(苦笑
それにこの曲は、いまだにデュプレの呪縛から逃れられないでいるし。

しかし、実家に置いていた理由が分からん。
学生時分のボクが、こういう演奏好みじゃなかったわけがないのだが。
逆はあるけども(一見地味な演奏の「上手さ」=「旨さ」に、ようやく最近気付くようになった)。
ま、返さずにうちに置いておこう。(笑