通勤ミュージック~090304 ― 2009/03/04 23:18:41

*ツェムリンスキー:叙情交響曲(マゼール/BPO、ヴァラディ<S>、フィッシャー=ディースカウ<Br>)
大学時代のゼミに、ツェムリンスキー好きな先輩がいて、しかもこの音盤を借りたのが初体験のはずなのだが……実に約15年ぶりに聴いたけど、全く記憶にない。(爆
というわけで、実質「マイ初演」と言っても差し支えないかな。
曲の背景やテキストは一応頭に入れた上で聴いたのだけど、何せ比較対象がないので、あまり大したことは書けない。
マーラーの「大地の歌」を下敷きにしているのは、確かにすごく伝わってくる。
でも、あの曲に吹き荒れる孤独と寂寥の嵐はここにはなくて、あるのはひたすら爛熟した響き。
色んな音楽語法がない交ぜになっていながら、決してグチャグチャにはなっていない(それはマゼールの音楽づくりの力によるところも大きいのかもしれないけど)。
1曲目の冒頭から鳴り渡る、オリエンタルな響きは、「大地」の中国趣味に比して、ちゃんとタゴールの「インド」しているのが何ともいえず良い。
相聞歌としてのテキストとはいえ、フィッシャー=ディースカウとヴァラディご夫婦(笑)は、その辺をあまり強調し過ぎることなく、どちらかと言えば知的にアプローチしている。
あちこち見てみると、シャイー盤やシノーポリ盤は、もう少しロマンティックよりに解釈しているらしいので、それはそれで聴いてみたいかも。
大学時代のゼミに、ツェムリンスキー好きな先輩がいて、しかもこの音盤を借りたのが初体験のはずなのだが……実に約15年ぶりに聴いたけど、全く記憶にない。(爆
というわけで、実質「マイ初演」と言っても差し支えないかな。
曲の背景やテキストは一応頭に入れた上で聴いたのだけど、何せ比較対象がないので、あまり大したことは書けない。
マーラーの「大地の歌」を下敷きにしているのは、確かにすごく伝わってくる。
でも、あの曲に吹き荒れる孤独と寂寥の嵐はここにはなくて、あるのはひたすら爛熟した響き。
色んな音楽語法がない交ぜになっていながら、決してグチャグチャにはなっていない(それはマゼールの音楽づくりの力によるところも大きいのかもしれないけど)。
1曲目の冒頭から鳴り渡る、オリエンタルな響きは、「大地」の中国趣味に比して、ちゃんとタゴールの「インド」しているのが何ともいえず良い。
相聞歌としてのテキストとはいえ、フィッシャー=ディースカウとヴァラディご夫婦(笑)は、その辺をあまり強調し過ぎることなく、どちらかと言えば知的にアプローチしている。
あちこち見てみると、シャイー盤やシノーポリ盤は、もう少しロマンティックよりに解釈しているらしいので、それはそれで聴いてみたいかも。
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