ミチョランマ踏破は一歩ずつ/ピアソラ、CM音楽、ジュリーニ。2019/10/15 00:30:31

土曜日の台風で外仕事が飛び、図らずもその日から3連休になった。
シフト勤務なので、2連休はたまにあっても3連休以上なんて夏休みか冬休みくらいしかない。

不幸中の幸い、という言い方が適切かどうかは分からないけど、(特に土曜は)外に出るわけにも行かないので家で作業が色々と捗った。

日曜の夜。
ミチョランマの山に埋もれていた、「ヨーヨー・マ・プレイズ・ピアソラ」を聴いた。
買ったことすら忘れていた(苦笑)。

ピアソラはリベルタンゴしか知らない無知な身だが、どれも聴きやすかった。
「フガータ」と「タンゴ組曲」のアレグロが気に入った。

しかしこのアルバム、もう20年以上前になるのか……。
サントリーローヤルのCMで見たの(聴いたの?)、数年前とは言わないまでも、10年くらい前のような気がしてた。
時の経つ速さに震える。

CMと言えば、

・アロンアルファ:割れたレコードを再現するやつで流れるチェロの独奏曲
・ハーゲンダッツ:土俗的なバレエ音楽風の曲

がずっと何なのか分からなくてモヤモヤしたまま人生を送ってる。
後者はCMオリジナルの可能性も高いけど、前者は多分クラシックなんだよな……。

今ならググればすぐ分かるんだけど、なにせ時代が時代。
どちらも20年以上前。

ちなみに25年以上前の「ビートたけしのつくり方」というバラエティの1コーナーに「大家族主義」というミニドラマがあって、そのテーマ曲がモーツァルト風の軽快な楽曲だったけど、観ている当時は知らない曲だった。

それがその数年後に買ったCDに偶然入ってた。
フォーレの歌劇「ペネロープ」前奏曲だった。
全然モーツァルトじゃあない(苦笑)。
そんな偶然もあるので、上のふたつにもいつか出会えるのではと期待している。

翌月曜は連休の締めに、ジュリーニが指揮するフォーレのレクイエム、ラヴェルのマ・メール・ロワを聴いた。

前者のサンクトゥスにあふれる歌心。
後者の緻密でありながらせせこましくなく、むしろゆとりをもって聞こえてくる音像。
特に終曲「妖精の園」の余裕に満ちた締めくくり。

そういったジュリーニの歌心や緻密さの魅力に気づたのは、オッサンになってからだなぁ……。
若いときはもっと「渋い」だけの人と思ってたきらいがある。

ちなみにジュリーニ、VPOボックスとソニーボックスを買ってるのに(当然?)ミチョランマ。
これもいつかは手を付けないとね……。

ただ、何となくこの2日で「聴きぐせ」ついてきてるの良い気がする。
少しずつでも。
とにかく色んなやり方で、まずはミチョランマを減らしていきたいものです。

まだブラ2しかしてない、ムラヴィンスキーのボックス企画もちゃんとやりますよ?(笑)。
多分次はワグナー聴き比べ。
まあ、ぼちぼちと。