映画音楽。2009/11/12 01:39:59

*ジョン・ウィリアムズ・グレイテスト・ヒッツ 1969-1999

2枚組、全28曲。時々聴いている。
いつもは好きな曲ばかりつまみ食いなのだけど、久しぶりに全曲を通して聴いてみて、ふと感じたこと。

まさに今のこの時代、クラシック音楽の重要な需要であった「機会音楽」の系譜を継いでいるのは、映画音楽ではないか?

オペラやバレエ、あるいはオラトリオ、もちろん器楽曲でも、「求められた」需要に応えて作られた楽曲作者としての“職業音楽家=職人”の仕事が本来は出自だったわけで。
ロマン派以降の「自己表現」としての作曲、はもちろん自立芸術としての音楽の価値を高めたと思うけど、それが20世紀に至り一部袋小路(orマッチポンプ?)に入ったのは周知の通り。
……それを打破したのはストラヴィンスキーだと思うけど。

「求められる」音楽に的確に応じ、質(=作家の良心?)と量(=大衆の満足?)を共に満足させる職人的技量。
作品を邪魔してもダメだし、印象を残さないのもダメ。

「スター・ウォーズ」における旋律は、常にライトモティーフ。
エピソード1「ファントム・メナス」のエンドロールの最後の最後に「帝国のテーマ(=ダース・ヴェイダーのテーマ)」が小さく小さくクラリネットで流れたときは鳥肌が立った。
同じくスター・ウォーズでは、新3部作で登場し新曲「運命の闘い」が印象深い。
古くは受難曲、あるいはカルミナ・ブラーナを彷彿とさせる「声」の力!!

そんな難しいことはさておき、恐らく最も分かりやすいのは、例えば「セヴン・イヤーズ・イン・チベット」のメーンテーマ。
ヨーヨー・マの弾くそれは、まさに「チェロ協奏曲」の身振り。
あと「遙かなる大地」と「シンドラーのリスト」におけるヴァイオリンもそう。
パールマンの演奏は、こっそりヴァイオリン協奏曲に紛れ込ませても分からない。

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