没後18年。2008/10/15 03:00:03

10月14日はバーンスタインの命日。

長いものを聴く余裕はなかったけど、何もしないのは……ということで、ラストコンサートの中から、ベートーヴェンの7番の2楽章だけ聴いた。

音楽を聴くときに背景の「神話」を意識しすぎるのは慎もう、とは思うものの、どうしてもそれから逃れられない場合もあるわけで。

このCDはその一つ。ファンだからなおさら。

 流れることを拒否するかのような進行。
 慟哭ではなく、諦めにも似た。
 長い長い、最後のA。

ずいぶん久しぶりに聴いたけど、心がシーンとしてしまった。
やはり彼の実演を聴けなかった、という事実はもう変えられないんだということを、改めて感じた。

何だかブログ開始早々なのに重いな。(汗。
やっぱりレニーには、追悼よりも誕生祝いの方が似合う。

追記。
今年はカラヤン生誕100年ばっかで、レニーの生誕90年が全くと言っていいほど商業的にも取り上げられてないのってどうよ。
10年後には期待してるけど、まあカラヤンにはかなわないか。
カラヤンは「個人」というよりむしろ「事象」だからなー。
(それが悪いと言うことではない)

通勤ミュージック~0810152008/10/15 20:34:50

少し前までは、音盤を聴くには「きちんと聴かなきゃ」という思いが強すぎて枷になっていた。

 ながら聴きはもってのほか!
 通勤時なんて騒々しくてNG!

でも、それじゃアカンなと。そうでなくてもミチョラーになりがちなのに。
やっぱ聴いてなんぼ。話はそれから。
今はいいイヤホンもあるし(ボクはゼンハイザーCX300を使っています)。

というわけで、この1年弱くらい、通勤時もクラシックを聴くようになった。

ほとんどメモ書きに近いけど、「通勤ミュージック」始まります。
音盤2回聴いて換えるのが普通なので、2、3日に1回更新かな。

で今日。

*ブルックナー:交響曲第7番(ヨッフム/SKD)

自分に一番しっくり来るブルックナーは、やっぱりヨッフムの演奏。
ブルックナーを聴くときって、つい身構えてしまうことが多いけど(少し苦手だからということもあるけど)、ヨッフムに接するときはそれが全くない。

8番の見上げるような凄さも、9番の深々とした高みも、ヨッフムが教えてくれた。
その後に他の演奏を聴くと、今までと違って聞こえるから不思議。
難しく考えていたことが消えていく。

この曲もそう。もう1楽章のチェロから何だかワクワク。
「ワクワク」ってブルックナーぽくない形容かもしれないけど、実際そうだから仕方ない。(笑

もうすぐ帰宅。
後半2楽章を聴いて帰ろう♪