2022年4月の #ミチョランマ 消化2022/05/01 15:39:20

2022年4月の #ミチョランマ 消化
*4、5枚目
ショパン:ソナタ第2番・第3番、マズルカ全曲
⁡サンソン・フランソワ⁡

ソナタは以前聴いている(というか別盤で持ってた)ので正確には「ミチョランマ」ではない。
久しぶりに聴いたけど、「こんなに儚げだった???」って印象。
焦燥感や情熱的な感じからは距離を置く感じ。

マズルカはモノラルなのが惜しいけど、曲想的にフランソワ「らしさ」が生きる。

2022年2月の #ミチョランマ 消化2022/03/01 15:23:42

2022年2月の #ミチョランマ 消化
*3枚目
ショパン:ワルツ、即興曲⁡
⁡サンソン・フランソワ⁡

どっちもフランソワの本領発揮。
最初の「華麗なる大円舞曲」から魅力爆発。
「幻想即興曲」もモノラルと感じさせない色彩感。

やりたい放題なのに「これしかない!」と唸ってしまうルバート。
驚くほど自由なデュナーミク。
フレーズの繰り返しで「同じ」であることはひとつもない。

2022年1月の #ミチョランマ 消化2022/02/01 15:21:44

*1枚目
ショパン:ピアノ協奏曲第1番、第2番
サンソン・フランソワ
ルイ・フレモー/モンテ・カルロ国立歌劇場管弦楽団

書くの忘れてたけど、衝撃の演奏。
特に1番。1楽章ピアノソロの入りの趙スローテンポ!
私はフランソワ好きだから平気だけど拒絶する人もいるだろうなぁ。

むしろ2番の方がフランソワの自在なルバートが曲想にマッチしていて広く受け入れられやすいかも(言うて2番も大概フリーダム)。

*2枚目
ショパン:バラード、スケルツォ
サンソン・フランソワ

2021年12月の #ミチョランマ 消化2021/12/31 15:07:00

*32枚目
ショパン:ポロネーズ集
サンソン・フランソワ

恥ずかしながら3カ月ぶりミチョランマ消化。
フランソワのショパン、ソナタ2、3番と名演集は昔から好きなので他のも聴きたくて箱買いしたやつ。
いつ買ったか知らんけど(多分ブログ掘ったら分かる)。
フランソワのショパン、「感興のおもむくまま」なんだけど決して野放図でないところが素敵。
センスの塊。
名前付きの「軍隊」「英雄」以外の方がむしろその良さが出ている気がする。

*33、34枚目
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
レナード・バーンスタイン/NYPほか

恥ずかしながら全曲版聴くの初めて。
とはいえこれってだいぶレニーの手が入ってて曲順入れ替えやらカットやらしてるんだけど。
そのお陰か全く退屈せず一気に聴かせる。
冒頭の序曲やハレルヤコーラスはかなり重いけど、2部(謝肉祭パート)の終盤の盛り上がりが凄くて、多分それゆえの設定なのかなー。

*35枚目
ショパン:ポロネーズ集(遺作)
同:幻想曲
同:タランテラ
同:舟歌
同:ロンド(2つのピアノのための)
サンソン・フランソワ

ショパンの2台のピアノのためのロンドって多分初めて聴いたと思う。
めっちゃいい。
何と言うか良い意味で単純かつ華やか。
爽快!

「清水和音 ピアノの祭典」に行った。2021/11/28 18:55:51



ワケあってサントリーホールの「清水和音 ピアノの祭典」に。
実に3時間半超のコンサート!
ベートーヴェンとショパン独奏、ラフ2台P、チャイコPトリオ、モツPカルテット、シューマンPクインテット、最後は室内楽版動物の謝肉祭。
何と清水氏は全曲演奏。タフ過ぎる!

寝坊&時間勘違いで到着が13時を過ぎてしまい(汗)、冒頭の「月光」は聴けず。
ショパンのノクターン4・5番、バラード1番、英雄ポロネーズから。
これ見よがしの外連味を廃した正攻法なスタイル。
かといって昨今多い「薄味」では決して無く、とにかく音の粒立ちが綺麗。
特に弱音で顕著。

今回のプログラムで唯一聴いたことなかった、ラフマニノフの2台用組曲「幻想的絵画」。
若書きとあってあんまり「ぽく」ないかなぁと思いきや、終曲は「らしく」ってニヤリ。
ラフ好きのくせに聴いてない曲多すぎる。
まだまだ修行が足らんなぁと猛省。

個人的に今日の「私的メイン」だったチャイコの「偉大な芸術家の思い出」。
室内楽そんな得意ではない私が、フランクのVnソナタと並んで音盤けっこう聴いている希な曲(てか大好きなんや……)。
生で聴くのは初めて。
「好きだから」の身びいき差し引いても素晴らしかった。
この曲、なんせピアノのが物言う曲なんだけど、Vn(周防亮介氏)、Vc(水野優也氏)両氏の歌い回しも濃厚で大満足。
この曲にサラサラ薄味とか許せないタチなんで!
もちろん清水氏のリードも素晴らしく、2楽章終盤の追い込み(1楽章メイン主題が戻る前とか)には大興奮。

「室内楽不得手」と書いたけど、続く2曲はどちらも私にしては「よく聴いている」もの。
モーツァルトのP4重奏1番、シューマンのP5重奏。
なんせどっちもレニーのレパートリーなんで。
前者の爽やかな透明感。
後者で迸るパッション(特に1楽章ラスト)。描き分けの妙。

ラスト「動物の謝肉祭」室内楽版。
そういえばオリジナル聴くの音盤含め初。
アルゲリッチ、マイスキー、クレーメル、ツインマーマンらのフィリップス盤いつか買おうと思ってウン10年(苦笑)。
当たり前だがオケ盤よりクリアで見通しが良い。
「愉快さ」は断然オリジナルの方が際立つな。

今日聴いた中でピカイチで素晴らしかったのが「白鳥」。
山ほど聴いているが、水野氏の歌い回しに感嘆。
絶妙な「ため」「揺らぎ」による深々とした呼吸が「手垢」を拭い去る。
ロストロのような「朗々と」ではなく、どちらかと言えばsotto voceだけど、だからこそ耳に心に刻まれた。
拍手!!!

当然だが、アンコールはなし。
4時間弱出ずっぱりの清水氏にこれ以上求めるのは酷ってもんでしょ(笑)。

途中何度か挟まれる司会とのMC。
清水氏ならではの安定の辛口というか斜に構えた感じ、個人的には好きだしある意味サービス精神の発露やと思うけど、誤解されやしないか心配になった(爆)。