ナイトキャップ~0810252008/10/26 02:52:17

子供を寝かし付けて、そのまま自分も寝てしまった。
以前はその事に、すごく時間の無駄みたいな思い(恨み?)があったけれど、最近はそうでもない。
恐らく、そんな時間って実は今のわずかしかない、貴重な時なんだろうから。

*ミュンヒンガー/バロック音楽の楽しみ

明日(日付的には今日)の日曜は仕事なのだが、先述の通り早い時間に寝てしまったため、さっき起き出してきた。
さすがにもう一度寝るけど、その前に少しだけナイトキャップ。

お供は芋焼酎「喜六」とツブ貝。
清冽にキリリと進むパッヘルベルのカノン。
不必要に泣き濡れないアルビノー二のアダージョ。
すっきりとした「喜六」の味と絶妙にコラボする。

多分ミュンヒンガーのスタイルって現在だと一番中途半端なのかもしれないけど(フルオケでもなく、オーセンティックな古楽器でもなく)、ボクにとって、いろんな曲の魅力を教えてくれた恩人であり、折に触れ聴きたくなる。
「音楽の捧げもの」、「フーガの技法」、ブランデンブルグ協奏曲。
バッハへの道はほとんどこの人が導入してくれた。

なんて書いてると、すごくキビキビと進む「主よ、人の望みの喜びよ」と「羊は安らかに草をはみ」に音盤は進んでいく。
前者なんて、もっとトロトロにすることも可能だった時代に、こういった解釈をした先駆者だった意義、それが今では忘れられていないだろうか?
ウィキペディア見ると、晩年は不遇だったらしいし……。

酒が2杯目に進むのを寿ぐような、ヘンデルの「シバの女王の到着」の愉悦感。
オーボエの重奏と弦の16分音符との応答、爽快。
そして同じヘンデルのオルガン協奏曲。
純粋なまでの「楽しさ」がそこにある。

……どうでもいいんだけど、この「ナイトキャップ」は何度も聴いてる(そして酒を飲みながら聴きたい)愛聴盤を取り上げ、「通勤ミュージック」は未聴盤消化が主目的、というカテゴリー分けに自分の中ではなっている。
もちろん逆のことも出てくるかもしれないけど、その時はその旨触れようと思う。

更には、「ナイトキャップ」の日付は、「夜中は前日の2X時」という思いのあるみっふぃーまにあとして、書いた日の前の日になっているのです。
……ほんとどーでもいいんだけど。(苦笑

あ、今日ジャケ写がないのは、アマゾンで見たら現役盤の絵が違うのと、カップリングが違うから(コレルリとか追加されてた)。
ボクの持ってるのは古いキングレコード盤なので。
スキャンや撮影までは面倒なのでしません。(苦笑