ごあいさつ。2008/10/13 01:02:12

みっふぃーまにあをご存じの皆さん。ご無沙汰しておりました。
みっふぃーまにあを知らないみなさん。どうも初めまして。

チャイ5とレナード・バーンスタインをこよなく愛しつつも、ウェブの世界の悪意に負け、心折れて隠遁しておりました。

もう戻ることはないと感じたものの、色んな経験や思いを重ねる中で、やはり自分がよって立つところはクラシック音楽しかないと、約3年を経て気づいた次第です。

ご批判は覚悟の上。どれだけ怒られても甘受します。
ただし、かつて受けたような誹謗中傷には、もう聞く耳持たぬことを宣言します。
そんな下らぬものに、大事な音楽や時間を汚される権利などないので。

とにかく。
以前運営していた2サイトほどきちんとしていない(=できない)かとは思いますが、大事な音楽について、徒然に綴っていこうと思っております。

よろしくお願いします。

追記。
ブログタイトルは浪速の歌姫、矢井田瞳の名曲より拝借。

没後18年。2008/10/15 03:00:03

10月14日はバーンスタインの命日。

長いものを聴く余裕はなかったけど、何もしないのは……ということで、ラストコンサートの中から、ベートーヴェンの7番の2楽章だけ聴いた。

音楽を聴くときに背景の「神話」を意識しすぎるのは慎もう、とは思うものの、どうしてもそれから逃れられない場合もあるわけで。

このCDはその一つ。ファンだからなおさら。

 流れることを拒否するかのような進行。
 慟哭ではなく、諦めにも似た。
 長い長い、最後のA。

ずいぶん久しぶりに聴いたけど、心がシーンとしてしまった。
やはり彼の実演を聴けなかった、という事実はもう変えられないんだということを、改めて感じた。

何だかブログ開始早々なのに重いな。(汗。
やっぱりレニーには、追悼よりも誕生祝いの方が似合う。

追記。
今年はカラヤン生誕100年ばっかで、レニーの生誕90年が全くと言っていいほど商業的にも取り上げられてないのってどうよ。
10年後には期待してるけど、まあカラヤンにはかなわないか。
カラヤンは「個人」というよりむしろ「事象」だからなー。
(それが悪いと言うことではない)

通勤ミュージック~0810152008/10/15 20:34:50

少し前までは、音盤を聴くには「きちんと聴かなきゃ」という思いが強すぎて枷になっていた。

 ながら聴きはもってのほか!
 通勤時なんて騒々しくてNG!

でも、それじゃアカンなと。そうでなくてもミチョラーになりがちなのに。
やっぱ聴いてなんぼ。話はそれから。
今はいいイヤホンもあるし(ボクはゼンハイザーCX300を使っています)。

というわけで、この1年弱くらい、通勤時もクラシックを聴くようになった。

ほとんどメモ書きに近いけど、「通勤ミュージック」始まります。
音盤2回聴いて換えるのが普通なので、2、3日に1回更新かな。

で今日。

*ブルックナー:交響曲第7番(ヨッフム/SKD)

自分に一番しっくり来るブルックナーは、やっぱりヨッフムの演奏。
ブルックナーを聴くときって、つい身構えてしまうことが多いけど(少し苦手だからということもあるけど)、ヨッフムに接するときはそれが全くない。

8番の見上げるような凄さも、9番の深々とした高みも、ヨッフムが教えてくれた。
その後に他の演奏を聴くと、今までと違って聞こえるから不思議。
難しく考えていたことが消えていく。

この曲もそう。もう1楽章のチェロから何だかワクワク。
「ワクワク」ってブルックナーぽくない形容かもしれないけど、実際そうだから仕方ない。(笑

もうすぐ帰宅。
後半2楽章を聴いて帰ろう♪

ブルックナー指揮者。2008/10/16 21:55:46

ヨッフムの7番、後半2楽章も大いに満足。
4楽章が1楽章につながっていることを、自然に理解させてくれた。

この曲を最初に聴いたのはベーム/VPOだったけど、正直取っつきにくかった……。
ヨッフムのおかげで曲への見通しよくなったから、また聴き直そう。
7番で他に持ってるのは……未聴(汗)のヨッフム/VPOのライブ盤(MEMORIES)。計3種。割と少ない。
朝比奈御大の聖フローリアン盤もいつか入手せねば……と思いつつまったり放置。(苦笑
ちょっぴり苦手ということもあって、どうしてもブルックナーの音盤は狩猟(笑)優先度が低い。

他のナンバーも異演盤のバラエティーが少ない。
最多は一番好きな3番「ワーグナー」。インバルの初稿盤、セル/SKD、シューリヒト/VPO、クナッパーツブッシュ/VPO、ベーム/VPOで全部だったはず。
「ロマンティック」でさえ、ムーティ/BPO、フルトヴェングラー/VPO、ベーム/VPO、あと最近入手したリヒターのAltus盤。(これまた未聴。汗
ちなみに3番好きって言うと「変わってる」とよく指摘されるのだが、そうかな?

昨日の話とも被るけど、ボクにとっての「ブルックナー指揮者」はやはりヨッフム。
シューリヒトやクナ、ベームの演奏も傾聴してるけど、この作曲家への共感というか「聴き手への伝達力」でヨッフムが一番しっくり来る。
SKD盤は4、7~9番持ってるけど、もうここまで来たら全集で買い直すか(あるいは残りを埋めるか)ともつらつら考えてる。
1、2番はまだ一度も聴いたことないし、どうせならヨッフム爺で入門したい。
ちなみに旧盤(DG)はどうなんですかね?

朝比奈御大やヴァント、カラヤンやジュリーニも(つまみ食いでもいいから)聴かなあかんなぁとは思ってるんだけど。どうしても優先度低いわ(ごめんなさい)。
フルトヴェングラーは……4番聴いただけで言うのは何だけど、ブルックナーに関しては(少なくともボクとは)合わなかった。うーん。

通勤ミュージック~0810172008/10/17 22:26:47

*ヘンデル:「水上の音楽」「王宮の花火の音楽」(クーベリック/BPO)

行きつけのクラシックバーでずいぶん前に聴いて、一発ノックアウト。
しばらくして中古ハンティングに成功。
夏の間に聴こうと思ってたらもうこんな時期に。

ま、一度耳にはしてたわけだから未聴盤ではないもんね……(苦しい言い訳?)。

とにかく、ずっしりたっぷりぎっしりの充実感! 
響き渡る管楽器。でもうるさくない。とにかく立派。
まさに「威容」って言葉がぴったりくる。

たとえ古いと言われようと、モダン楽器の演奏の方が好き。
「水上~」はムーティ/BPO盤も持ってるけど、これまたゴージャスで良かった。

「花火」は管楽器だけの演奏(フェネルとクリーブランドの管メンバーによる)を持ってるけど、これはこのディスク全体が素晴らしいのでいつか紹介したい。
自分がしてるから言うわけじゃないけど、吹奏楽を一段低く見ている人に突きつけるには格好の1枚なので。