通勤ミュージック~0902272009/02/27 23:38:24

引き続き、カラヤン&BPOのMemories盤による、「もっとベートーヴェン交響曲全集」(爆)。
今回は4番と7番。

4番。
ずっしりとした1楽章が意外。
終楽章も、きっちりとした歩みが印象的。
機能美やソロの技をひけらかす感じかと思っていたので、ちょっと驚く。

7番。
こちらは想像通りの快速さ。
特に終楽章は、「軽薄さ」に陥るギリギリで踏みとどまってる。
嫌みなくらいのスピード感が与える快楽はなかなかのモノ。
なかでも最後の追い込みは、ある種曲芸的。
そして、それが汗まみれにならないのがカラヤンらしさ、なのか?
ただ、ホルンが結構落ちまくってる(ように聞こえる)のが難。

むしろサクサクと進んでいく2楽章が印象的。
改めてこの楽章が「アレグレット」であることに気付く。
ある意味厚化粧になりがちな「悲しさ」の表情を落とすことで、見通しの良い高潔さが見える……と言ったら褒めすぎか。(苦笑

しかし、相変わらず録音は冴えない。
両曲とも管打が大活躍なのに、これは痛い。