レニーの「小ロシア」!! ― 2009/03/09 23:23:49
久しぶりにレニー/NYPでチャイコフスキーの交響曲1・2番を聴く。
1番は大柄だけど、もう少し雰囲気あればなぁ。
あと、終楽章が意外に大人しいんだよな……。
なんて思い出しつつ聴いていた。
その後の2番。
何 じ ゃ こ り ゃ ぁ !
なんてスコーンと抜けまくった快演!!
1楽章の疾走感! とにかく脇目もふらずにグイグイと進んでいく、多少の荒っぽさがむしろ土俗的でたまらぬー。
2楽章も緩徐楽章の性格より、行進曲の一面を強調。
(この楽章、元はオペラ「ウンディーネ」の結婚行進曲)
ピチピチと跳ね回る管打。
弦の刻みや歌も、まるで鼻歌まじりで楽し過ぎる。
スケルツォが爽快なのは当然で、終楽章がもう乱痴気騒ぎなのは期待通り!
序奏の後、待ちきれずにまるでフライングのように駆け出す「鶴」の主題。
後はひたすらオケを煽りまくって、ホントにあっという間に終結。
第2主題があったことすら忘れるくらい。(苦笑
ていうか、こんな愉しい音盤を忘れてた自分が恥ずかしいよ。(汗
しかもレニーで。しかもチャイコフスキーで。(滝汗
レニー/NYPらしい、という意味では「新世界」とタメ張れるな。
ある意味、犯罪的なまでに気持ちいい。
これがもしライヴだったら、フライング拍手許すな。(笑
いやあ夜中なのに、まだ寒いのに。
聴いてるこっちも、めっちゃ汗かいた!
1番は大柄だけど、もう少し雰囲気あればなぁ。
あと、終楽章が意外に大人しいんだよな……。
なんて思い出しつつ聴いていた。
その後の2番。
何 じ ゃ こ り ゃ ぁ !
なんてスコーンと抜けまくった快演!!
1楽章の疾走感! とにかく脇目もふらずにグイグイと進んでいく、多少の荒っぽさがむしろ土俗的でたまらぬー。
2楽章も緩徐楽章の性格より、行進曲の一面を強調。
(この楽章、元はオペラ「ウンディーネ」の結婚行進曲)
ピチピチと跳ね回る管打。
弦の刻みや歌も、まるで鼻歌まじりで楽し過ぎる。
スケルツォが爽快なのは当然で、終楽章がもう乱痴気騒ぎなのは期待通り!
序奏の後、待ちきれずにまるでフライングのように駆け出す「鶴」の主題。
後はひたすらオケを煽りまくって、ホントにあっという間に終結。
第2主題があったことすら忘れるくらい。(苦笑
ていうか、こんな愉しい音盤を忘れてた自分が恥ずかしいよ。(汗
しかもレニーで。しかもチャイコフスキーで。(滝汗
レニー/NYPらしい、という意味では「新世界」とタメ張れるな。
ある意味、犯罪的なまでに気持ちいい。
これがもしライヴだったら、フライング拍手許すな。(笑
いやあ夜中なのに、まだ寒いのに。
聴いてるこっちも、めっちゃ汗かいた!
コメント
_ たつ ― 2009/03/10 21:49:38
_ みっふぃーまにあ ― 2009/03/12 03:29:27
to たつさん。
>演奏は、スヴェトラーノフ指揮、ソビエト国立交響楽団です。この2作品とも夫々オーチャードホールとサントリーホールでの実演です。
>両作品とも、とても丁寧な演奏で弦、管とも繊細で綺麗です。それに1番の終楽章は実演ですので盛り上がるんですが、力強くとも荒くならないところが良かったです。
この東京ライヴチクルスは、なぜか2番と3番だけ未所有なんです。
揃えないといかんなー。
スヴェトラーノフというと、豪快な一面ばかりが強調されがちですが、ボクもたつさんの仰るとおり、「力強くも力まない」ように感じます。
>チャイコフスキーの交響曲は、4番からダントツに音楽が訴える精神性が高くなり、
ここに5番に魅せられた余り、収集地獄に堕ちた人がいますけど。(笑
>1番、2番は、3番も、ロシアの自然、大地を愛し、そこで聴いた民謡風な素朴なメロディーを天才的管弦楽法のうまさに加味されて、美しく魅力な響きをもたらし、素晴らしい組曲のような交響曲に仕上がっていると思います。
まさにその通りだと思います。
逆に言うと、後期の3曲以上に、チャイコフスキーのメロディーメーカーたる愉しさを味わえる曲たちだと思いますね。
3番なんて、まるでバレエのようですから。
>演奏は、スヴェトラーノフ指揮、ソビエト国立交響楽団です。この2作品とも夫々オーチャードホールとサントリーホールでの実演です。
>両作品とも、とても丁寧な演奏で弦、管とも繊細で綺麗です。それに1番の終楽章は実演ですので盛り上がるんですが、力強くとも荒くならないところが良かったです。
この東京ライヴチクルスは、なぜか2番と3番だけ未所有なんです。
揃えないといかんなー。
スヴェトラーノフというと、豪快な一面ばかりが強調されがちですが、ボクもたつさんの仰るとおり、「力強くも力まない」ように感じます。
>チャイコフスキーの交響曲は、4番からダントツに音楽が訴える精神性が高くなり、
ここに5番に魅せられた余り、収集地獄に堕ちた人がいますけど。(笑
>1番、2番は、3番も、ロシアの自然、大地を愛し、そこで聴いた民謡風な素朴なメロディーを天才的管弦楽法のうまさに加味されて、美しく魅力な響きをもたらし、素晴らしい組曲のような交響曲に仕上がっていると思います。
まさにその通りだと思います。
逆に言うと、後期の3曲以上に、チャイコフスキーのメロディーメーカーたる愉しさを味わえる曲たちだと思いますね。
3番なんて、まるでバレエのようですから。
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それではと、私もチャイコフスキーの交響曲1・2番を聴いてみました。
演奏は、スヴェトラーノフ指揮、ソビエト国立交響楽団です。この2作品とも夫々オーチャードホールとサントリーホールでの実演です。
両作品とも、とても丁寧な演奏で弦、管とも繊細で綺麗です。それに1番の終楽章は実演ですので盛り上がるんですが、力強くとも荒くならないところが良かったです。
2番は、出だしのホルンはビブラートをかけていますが、嫌味がまったくないですね。素朴なメロディーを丹精こめて歌っていて好ましい演奏と思いました。
チャイコフスキーの交響曲は、4番からダントツに音楽が訴える精神性が高くなり、6番ではリキムことなくチャイコフスキーそのものの音楽という芸術に到達したように感じています。
1番、2番は、3番も、ロシアの自然、大地を愛し、そこで聴いた民謡風な素朴なメロディーを天才的管弦楽法のうまさに加味されて、美しく魅力な響きをもたらし、素晴らしい組曲のような交響曲に仕上がっていると思います。
久し振りに1番、2番を聴いて、本当に優しい音楽に心安らぎました。